試着は苦手です

私の夫は一時期アパレルに身を置いたこともあっただけに、洋服にはうるさい。
それはセンスとか色合いとか、まぁそういったものもあるが、特にうるさいのは「サイズ感」である。

自分の洋服を買うときもかならず試着はするし、たとえば一般的にMサイズだとしても見ためまんまに「Mサイズ」の服を買うといったことはしない。
そのブランドごとにサイズは微妙に違うものだと言い、試着のみならず、ズボンの裾直しなどでも1ミリ単位で注文をつける。
側で見ている私は「面倒っちぃことするなぁ~」である(笑)

いっぽうで私は試着が大嫌いだ。
まぁ、あれだ。スーツだとか高額なワンピースだとか、そういったものの場合はむろん試着するし、パンツ類も裾の問題があるから基本的には試着する。
でもよく購入するブランドで同じような種類のものだったら試着をしなかったり、とりあえず鏡の前であわせただけでゴーである。
そうすると横で夫が溜め息をつく。
「そういう乱暴な買い物をしないほうがいいよ」というわけである。

なぜ試着が嫌いなのかといえば、簡単に言えば、やっぱり面倒だということに尽きる。
買い物は私は物欲のかたまりなので大好きだが、選ぶ楽しみは時間をいくらかけてもエンジョイできるがいったんコレだと決めたならもうそれでいいのである。
あれこれ、悩むことはわりあいと少ないし、そもそも迷ったりしたら買わない方向ですぱっとあきらめる。
選んだ後になにがしかの時間をかけるということがもう面倒っちぃのである。

本当にオシャレな人とか、洋服好きというわけではない、とういことなのかなと最近は思うようになってきた。
そういえば、洋服をタンスの中にしまうとか、そういう整理も私はかなりずぼらなほうだ。大切に扱うといった意識が希薄で、よく夫に「チャックのついたものとセーターとかシャツとか一緒に洗うなよ! 破けたり、切れたりする!」と怒られている。
まして、色物と白いものをわけて洗うなんてことは、面倒なんでやってない。今時、色落ちするものは少ないし、ま、色落ちしたら「残念」ですましている。

夫婦生活も長くなると、こうした互いの「価値観や意識の違い」に文句をつける気力も失い、「またあいつときたら」ぐらいですむ。もはやユニクロあたりで買い物しているわたしに、夫も「試着したら」とは言わなくなった。歳月のたまものであろう。

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